GPT-5.5発表 — 「最も賢いモデル」とその後に見つかった"ゴブリン問題"

OpenAI「最も賢いモデル」を投入

4月23日、OpenAIは新モデル「GPT-5.5」を発表しました。社内でも「これまでで最も賢いモデル」と位置づけられ、コーディング・研究・データ分析といった複雑なタスク向けに、より速く、より高い能力を発揮するとされています。発表と同日にPlus・Pro・Business・Enterprise向けにChatGPTへ展開され、翌24日にはAPI経由でも利用可能になりました。

マルチモーダル能力の強化

GPT-5.5では、画像・音声・テキストを横断した解析能力が強化されています。複数のツールを横断した複数ステップの作業を、より少ない指示で完遂できるようになった点も特徴です。

その裏で起きていた「ゴブリン問題」

ただし、この世代のモデルには思わぬ副作用も見つかっています。前世代のGPT-5.1以降、モデルの応答に「ゴブリン」「グレムリン」といった空想上の生き物の比喩が、統計的に有意なレベルで混入する現象が確認されていました。詳しい経緯は、OpenAIが後日公開した事後検証で明らかになります。この件は次回の記事で詳しく取り上げます。

当社の受け止め

モデルの進化スピードは相変わらず速く、当社もClaude・Gemini・GPT系のモデルを比較しながら、自社プロダクトへの採用可否を継続的に検討しています。「賢さ」だけでなく、意図しない癖(クセ)がどう出るかも含めて評価する必要性を、この一件は改めて示しています。


本記事は2026年4月時点の情報に基づいています。

著者: 株式会社シーテン — インフラ系から宇宙関連システムまで20年以上の開発経験を持つ技術者集団。2025年より生成AI・AIエージェントを活用したAI駆動開発に本格参入し、自社プロダクト「wagahi」の開発を通じて実践知見を蓄積中。

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